2010年12月15日 (水)

100年自動車 その2

100年自動車の続きです。。。。

おでん屋のだし汁のようなクルマとは何か・・・

それは、メンテナンスをしながら、ずっと乗り継がれるクルマなんです。

老舗のおでん屋さんは、創業以来出汁を変えたことがないというお店もあります。

出汁を変えなくても、結果的には、ずっと継ぎ足しているんです。

創業時からの出汁がいまに残っているわけではありません。

でも、そこには、同じ味、作り方が営々と続いているように、

このクルマも、ずっと基本コンセプトが受け継がれながら、
少しずつモデルチェンジもするかもしれないし、

古くなったパーツは交換されていきますが、基本的な設計の構造はずっと残っているものという考え方です。

だから、数十年後、100年後には、パーツも変わっているし、ユニットも変わっているかもしれないけれど、部品を交換しながら、ずっと乗り継がれていくというもの。

実際に、いくら整備しても、100年同じクルマを維持することは、ほぼ不可能です。
これから先の時代に、材料技術がもっと進歩すれば可能性もあるでしょうが、
やはり、ブレーキやサスペンション、動力部分、電気系など、
交換が必要になってくるものがでてきます。

このクルマの面白いところは、たくさんあります。
デザインも特徴的で、好き嫌いが分かれると思いますが、

そもそも、全ての人がこのクルマに乗ることは思ってもいません。

成熟化していく社会で、より個性的で、その人にあったクルマが求められます。

そういう意味でも、カスタマイズできるて愛着のわくコンパクトカーは個性的である必要があると思います。

このクルマの魅力のひとつは、メーカーは、基本ユニットやパーツを販売するというものです。

地域のディーラーや自動車整備やさん、個人でもOKかまいません。
現地でユニットが組み立てられ、整備されます。

基本的に、組み立てには、しかるべき、研修とライセンスが必要です。
個人で組み立てる場合は、ライセンス取得の認定を受けた技術者が、検査して、
問題なければ、何らかの確認書を発行します。

この仕組みなら、国内の地方の整備屋さんも仕事ができるし、
いまだ、開発がこれからというアジア地域を中心に、

製品のパーツ供給によって、地域毎に、組み立て作業ができるので、
仕事を発生させることができ、完成品を買ってもらうよりも、
地域経済の貢献になります。

地元の整備工場毎に作ってもらうので、地域でのコミュニケーションも高まります。

これからの時代に、カーシェアリングなどでも、駅などの人が集まる場所や住宅地など、
ちょい乗り利用に、このコンパクトカーは活用できるし、
エンジンユニットは、EV=電気駆動ユニットに変えることもできる。

クルマで走る楽しさも、原点に戻って、クルマとの関係性そのものを
考え直して見る必要があるかもしれませんね。。。

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2010年12月13日 (月)

100年自動車

10年ほど前に、友達のハシモトくんと一緒に、
三菱自動車のコンペに作品を出したことがありました。

テーマは「100年自動車」。

残念ながら、賞は何ももらえませんでしたが、
提案した内容は、いま見ると、改めて時代を捉えていたなと思います。

ネットで当時の受賞した作品を探したのですが、
古すぎるせいか。。。出てきません。。。

大賞は、なぜか、移動するオフィスカーのようなもので、
ボディがクリアなガラス製で、移動しながら仕事ができる
というようなものだったと記憶しています。

僕はまったく納得できませんでした。。。
なぜなら、なぜ、それがテーマの100年自動車ということになるのか。。。!?

まあ、仕方ないです。。。それが審査員の皆様の考えなので。。。

デザインは、ハシモトくんと一緒に考えて、イラストはハシモトくんの手によるものです。
いやあ、さすが、上手いですね。。。

彼とは、シャープ時代に同期入社で、当時、2人で最先端の製品デザインをやってました。
最先端の製品なのか、最先端のデザインなのか・・・笑

両者、若手ナンバーワンと言われ、惜しまれながら辞めていったのですが。。。笑

まあ、この辺は、ご想像にお任せします。。。


さて、このクルマはとってもユニークです。

何がユニークかというと、本当に100年乗り継いでもらうには、
どうすればいいかを真剣に考えたんです。

まあ、コンペティションだから、真剣なのは当たり前ですが。。。

いまから(当時)、100年前というと、驚くことに、クルマが誕生した時代です。
1885年に、ガソリンエンジンを使用したベンツの3輪自動車が発明され、販売されていました。
1907年には、アメリカで有名なフォードT型が発売。

そう考えると、100年先というのは、どれほど変わるのかなと考えるわけです。

そこで、僕たちが考えたのは、おでん屋さんの出汁のようなクルマという発想でした。。。

さて、そのお味とは。。。・・・続く

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