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2009年6月25日 (木)

最高の徳

すぐれた才能を持っている人が「道」に耳を傾けたとき、熱心にそれを行う。

普通の人が「道」に耳を傾けたとき、それを信じるように見えるが信じていない。

最も劣った人が「道」に耳を傾けたとき、大声で笑う。

笑わなかったら、それは「道」ではないかもしれない。

だから、『建言』にある。

理解しないように「道」を理解せよ。

そこから出てくるように「道」の中に入れ。

困難があるかのようになめらかに「道」とともに動け。

最高の徳は、徳でないかのようである。

全てを包む徳は、怠けたぶらつきのようである。

真の本性は空であるかのようである。

大いなる白は、黒であるかのようである。

大いなる方形には隅がない。

大いなる容器は、できあがるのが遅い。

大いなる音楽には音がない。

大いなる象(イメージ)は形がない。

「道」は隠れたもので、名前がない。

しかし、「道」はあらゆるものに援助を与え、

成し遂げるようにさせるものである。


老子の思想 張 鐘元 訳上野浩道
講談社学術文庫

6月 25, 2009 心と体 |

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