2011年5月 4日 (水)

作家・高村香さん NHKニュースウォッチ9で「それでも原発を使うのか、それこそ私たちの選択にかかってると・・・」

チェルノブイリ以降、原発を徹底的に取材し、そのもろさや原発をめぐる社会のひずみというものを問いかけてきた作家、高村香さんのNHK・ニュースウォッチ9大越キャスターのインタビューです。
NHKの主要なニュース番組での高村さんの発言の意義は大きい!
こちらで見れます。

NHK・ニュースウォッチ9
http://cgi2.nhk.or.jp/nw9/pickup/index.cgi?date=110503_1

以下、主要部分の内容です。


ナレーター:高村さんは、今こそ、原発を進めるか否かの判断に必要なデータがあると指摘しています。

高村薫:この地震国で原子力発電をするときのコストを、もう一度冷静に計算し直してみる必要が絶対にあると思います、それは例えば、耐震化工事にかかる費用、あるいは、こういう事故が万一起こったときのいろんな補償とか賠償とかの費用、その上で、私たちが、それでも原発を使うのか、それこそ私たちの選択にかかってるんだと思うんですね。

ナレーター:最終的な選択をするのは、私たち自身だという高村さん。
日本のエネルギー政策や暮らしのあり方が問われていると考えています。

高村薫:私たちが今できるのは、逃れられない現実に耐えて、見つめ続けるか、あるいは、目をそらして、無かったことにするか、逃げるかなんですね。私は、逃げてはならないと思います。現実に、福島で生まれ育った土地、仕事も、家も子供もある土地を追われて、現実に、今日も、明日も逃げて行かなくてはならない生き方がある。それをなかったことにして、時間が経てば、元通りになるという根拠はどこにもない。

大越キャスター:これだけの事があっても、今の豊かな電力供給を原発が担っている以上、何気にそれに乗って生きていく道を無意識に選択している人も多いですよね。

高村薫:これまでと同じ様に生きるという選択肢はないんだという風に思っています。
私自身は、今すぐには無理ですれども、10年とかというスパンを考えた時には、日本は、原発から脱却をして、次のエネルギー社会に進んで行くべきだと思います。
原子力発電という技術を否定するものではありませんけれども、日本は、地震国なので、無理だと、そういう理由です。

5月 4, 2011 経済・政治・国際 | | コメント (0) | トラックバック (0)